LCC(格安航空会社)の台頭により、海外旅行のハードルは年々下がってきています。2017年6月には、日本とハワイを結ぶ航空路線に初めてLCCが参入し、大きな話題となりました。エアアジアが関西国際空港—ホノルル線を就航させ、片道12,900円という驚きのキャンペーン価格で販売したのです。このチャンスを逃すまいと、ぼくは即座に12月の航空券を購入しました。

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あまりに安かったので、多少サービスが悪くても我慢しようと内心思っていましたが、空港でのチェックインもスムーズでしたし、機内での対応に関してもとくに不満を感じることはありませんでした。羽田—ホノルル線の就航が待ち遠しいです。

さて、二度目のハワイ。前回はホノルルのあるオアフ島に滞在しましたが、今回の大きな目的のひとつは、ハワイ島に行くことでした。

驚きの大自然・ハワイ島へ

「ビッグアイランド」とも呼ばれるハワイ島。四国の約半分ほどの土地面積があり、オアフ島も含めたその他7つの島々がすっぽりと収まるほど大きな島です。

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ハワイ島へは、ホノルルから国内線に乗り換え、約50分で着いてしまいます。ハワイアン航空が毎日何便も就航させているので、曜日や時間帯を気にすることなく、実に気軽に行けます。

コナ空港に到着し、タクシーでコナの街へ。市街地まで走る10kmの区間、窓からは溶岩台地の景色が続いていました。コーヒーが大好きなぼくにとって、コナはいつか行きたかった街。

希少なコナコーヒーは日本で飲むと1000円前後しますが、ここでは半額程度で飲むことができます。お店によってガラッと風味が異なるので、飲み比べもとてもおもしろいです。ビーチもとても綺麗でした。

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さて、肝心の観光です。レンタカーで島を回ることもできますが、今回は限られた時間で効率良く楽しみたかったので、現地ツアーに参加することにしました。

ツアー名は「マウナケア山頂 日の出&星空観測と夜の世界遺産キラウエア火山見学 コンボツアー」です。途中2時間の休憩を挟み、約21時間という超強行日程のツアーでした。

ハワイ最高峰マウナケアで天体観測

まずは深夜1時50分、ホテルに迎えに来た大型バンに乗り込みます。参加者を次々と拾っていき、全員が揃ったらマウナケアへ。標高4,205メートルのマウナケアは、ハワイ諸島で最も高い山。空気が澄み、晴天率も高く、世界で最も天体観測に適した地とされ、世界中の天文台が集まっています。400億円をかけて造られた日本の「すばる望遠鏡」もここにあります。

また、なだらかな山のため、山頂付近まで車で行けることも非常に珍しいポイントです。しかし、今回は山頂付近の強風と路面凍結のため、残念ながら標高2800メートルの場所までしか上がることができませんでした。でも、星はバッチリと見えました。

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ネイチャーガイドが北斗七星やシリウス、星座の説明をしてくれ、また口径22cmの大きな望遠鏡で月面のクレーターの様子も見せてくれました。その間、何度も流れ星が落ちていきました。

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そして徐々に空は明るくなっていき、雲海から朝日が昇ります。感動の光景でした。

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大地の鼓動を感じるキラウエア火山

朝日を眺めたあと、ホテルで2時間ほど休憩し、再び迎えにきてくれたバンに乗り込みました。今度は島で最も人口の多いヒロを経由して、島の南東へ。ここにあるのが、活発に噴火活動を続けるキラウエア火山です。

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ユネスコ世界遺産にも登録されているハワイ火山国立公園は、ハレマウマウ火口を観察できる展望台があり、立ち上がる噴煙や真っ赤な溶岩を間近に見ることができる、世界でも珍しいスポット。まるで別の惑星にやってきたかのような壮大な景色でした。

しかし圧巻だったのは、夜の光景。日没後に再び展望台を訪れると、さっきまで白かった煙は、マグマの色に照らされ、闇夜を真っ赤に染めていました。「地球は生きている」のだと、これほどまで感じた場所が他にあったでしょうか。そのあとは疲れてぐっすり眠りましたが、「強行日程でも行ってよかった」と大満足でハワイ島を後にしました。

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オアフ島だけがハワイではありません。圧倒的な大自然を、ハワイ島で味わってみてください。